
前回の記事では『日本のメロディックパンク〜90年代前半結成バンド編』を紹介したね。今回はその後半戦。90年代後半、つまり1995年〜1999年結成バンド達を抜粋して一挙紹介するよ。

日本のメロディックパンク成長期とも言える1995年〜99年結成バンドを推薦盤と共に一挙ご紹介!後半戦も張り切ってどうぞ〜〜!

前半編は下の記事から見れるので、そちらも併せてよろしくね♩
メロディックパンクとは?

この記事から読む人のために簡単に説明するならば、一般的にメロディーに重点を置いた疾走感のあるパンクロックのことを“メロディックパンク”と呼びます。
メロディック・ハードコアやスケートパンクの要素を含んだアップテンポでメロディックなサウンドのバンドたちのことを指します。ルーツとしてはUS西海岸パンクの影響を受けながら独自の進化を遂げてきたのが、日本のメロディック・パンクシーンです。
90年代後半に結成したバンド達
ハイスタことHi-STANDARDを始めとする黎明期のバンド達が築いた礎。
95年以降のバンドになると、“日本のメロディック・パンク”というジャンルとして確立していきます。メロディックパンクの魂を持ちながらも、日本のバンドらしさがメロディから溢れ出ているバンドが多数出現してくるのもこの年代。いわゆる「美メロ」「泣きメロ」を取り入れた楽曲を得意とするdustboxやELLEGARDENらの台頭が、この後のシーンに大きな影響を与えています。
さらに個性を爆発させ、メジャーシーンに殴り込んだバンドも多数いる注目の世代を一挙ご紹介。
HAWAIIAN6
1997年結成。ハイスタへの強い憧れとリスペクトを感じさせつつも、日本人の胸を打つノスタルジックなメロディで独自の道を切り開いたバンド“Hawaiian6”(ハワイアンシックス)。
ハイスタのコピーバンドから始まったという彼らは、後の2011~2013年にベーシストとなるRYOSUKEが設立したSTEP UP RECORDSから1stミニアルバム『FANTASY』をリリースした後、1stフルアルバム『SOULS』をハイスタが設立、現在では横山健が代表取締役を務めるPIZZA OF DEATH RECORDSよりリリース。その後、2007年には自主レーベル“IKKI NOT DEAD”を設立し、現在も精力的に活動を続けています。
Hawaiian6でおすすめしたい作品といえば、やはり代表曲である「Magic」が収録されている2003年8月6日発売の2ndミニアルバム『ACROSS THE ENDING』は外せません。Hawaiian6の武器である哀愁漂うメロディ。歌謡曲を感じさせるメロディをパンクに落とし込みつつも、肝である疾走感はもちろんのこと、重厚感のあるハードコアなアプローチも持ち合わせているもんだから魅力が尽きません。長いキャリアの中でメンバーチェンジもありましたが、近年の作品に至るまでHawaiian6らしさを損なわない硬派なスタイルで、古くからのファンも新規ファンも熱狂させ続けています。「Magic」は全ての人に向けた強いメッセージ性を持った奇跡の名曲。彼らの楽曲にはジャケットアートのモチーフ(今作でいえばアダムとイヴ)からも分かるようにキリスト教的宗教観を感じさせるフレーズが随所に登場します。“ 希望も絶望も待ち構えているけれど、僕らの人生は魔法のように輝いているんだ ”というメッセージを乗せた色褪せることのないグッドメロディーは、何度聴いても胸を打たれます。
ELLEGARDEN
1998年結成。千葉発。メロディックパンク/オルタナティヴ・ロックなバンドサウンドと、唯一無二のエモーショナルなボーカル。迷える人々を救う一筋の光のような歌詞で多くの人々の心を掴んで離さない四人組バンド“ ELLEGARDEN ”(エルレガーデン)。2008年に活動休止。10年後の2018年に活動を再開しました。10年の空白期間を経てもELLEGARDENの魅力は一切損なわれることなく、個々で培ってきたスキルと経験値が集合してパワーアップしています。
ELLEGARDENが今もなお、ポップパンク/メロディックパンクの入り口的存在になっているのは、彼らの日本語詞の楽曲がヒットしたという背景もあるでしょう。ELLEGARDENの楽曲は7割以上が英詩ですが、どのアルバムにも数曲、日本語歌詞の楽曲を収録しています。2ndアルバム『BRING YOUR BORD!!』(2003年7月2日発売)からリカットした3rdシングル『ジターバグ』(2003年11月12日発売)あたりからその人気は加速度的に上昇していきます。当時の中高生にもストレートに伝わる日本語詩をきっかけに、このかっこいい音楽は何だ!と多くの若者たちを虜にしたのです。
そんなELLEGARDENの存在感を当時の音楽シーンに知らしめたと同時に、日本のメロディックパンクシーンにおいても必聴盤と言っても過言ではないのが4thアルバム『RIOT ON THE GRILL』(2005年4月20日発売)。
一曲目を飾る「Red Hot」から、ELLEGARDENらしい疾走感あふれる爽快なパンクロックを叩きつけてきて、メロディックパンク好きなら一気に心を鷲掴みにされるはず。どうしようもないが愛すべき主人公になぞらえて放たれる痛快なフレーズの数々が気持ち良すぎて、ちっぽけな悩みを吹き飛ばしてくれる名曲。当時から人気が高く4thシングルでもある日本語楽曲「Missing」や普遍的な想いを歌った名曲「虹」も収録。どうしようもない毎日から抜け出すために葛藤を歌った哀愁漂うエモーショナルなナンバー「Bored Of Everything」から疾走感たっぷりながらも泣きメロが光る皮肉を交えた痛快なパンクナンバー「TV Maniacs」の流れが個人的にはたまらないポイントです。
BEAT CRUSADERS
1997年始動。特徴的なお面で素顔を隠した革新的なビジュアルと、メロディアスなパンクサウンドで人気を博した5人組の覆面バンド“BEAT CRUSADERS ”(ビートクルセイダース)。
ヒダカトオル(Vo.&Gt.)を中心に結成され、最初は二人組ユニットで始動。インディーズ時代は4人組でしたが、ヒダカ以外のメンバーチェンジを経てお馴染みの5人組体制へ。お面をつけ始めた当初の理由は、ヒダカがサラリーマン(音楽レーベル社員)だったことから、素性を分からないようにするためだというのが有名な話です。
2010年「散開」を発表しバンドの活動は幕を閉じるものの、今も根強い人気を誇るバンドです。
ビークルの略称で親しまれるBEAT CRUSADERS。彼らの音楽性を一言で表すのは難しいですが、やはりポップパンクであり、メロディックパンクであり、オルタナティブロックであり、そしてシンセポップでもあると言えるでしょう。YMOが解散時に使用したことで有名な「散開」という言い回しを引用しているように、YMOをはじめとしたニューウェイブ/シンセポップをパンクロックに織り込んだ新たな形のポップミュージックというのが、ビークルの音楽性を端的に示した表現かなと思います。
ビークルといえばまずはコレ!的名盤といえば、メジャー1stアルバムの『P.O.A.~POP ON ARRIVAL~』(2005年5月11日発売)。とことんポップを追求したビークルの代表作とも言えるアルバム。飛び跳ねて踊り出したくなるような楽しい楽曲から哀愁爆発の泣きメロまで、ビークルのあらゆる魅力を詰め込まれています。テレビアニメ『BECK』のOP曲でも有名な「HIT IN THE USA」、泣きメロ全開の「FEEL」がシングルから収録。「JAPANESE GIRL」は、銅鑼の音で始まる遊び心満載のライブ定番曲。歌詞も楽しいしメロディもキャッチーなのに、切なさも兼ね備えている粋な名曲です。個人的にこのアルバムで好きなのは「ISOLATIONS」。メロディックパンクファン歓喜の疾走感と、シンガロング必至の熱量高い楽曲にいつ聴いても胸が躍ります。
dustbox
1999年結成。埼玉発。涙腺崩壊必至、切なく美しいメロディーラインと駆け抜けていくような疾走感。純度の高い楽曲でメロディックパンクファンを魅了し続けてきた“dustbox”(ダストボックス)。
SUGA(Vo.&Gt.)、JOJI(Ba.&Vo.)、REIJI(Dr.)のスリーピースバンドとして結成。2015年にREIJIが脱退し、新ドラマーとしてYUKIが加入。2024年にYUKIが脱退。2026年現在は二人体制+サポートドラマーで活動中。
dustboxを構成する要素でまず最初に出てくるのが美メロ。それを最大限に引き出す、突き抜けるようなハイトーンのボーカル。後続のバンドたちに多大な影響を与え日本のメロディックパンクシーンを支え続けてきた大きな背中と、その反面、少年のままであり続けているような真っ直ぐで嘘偽りのない魂から放たれるメッセージ。一枚のアルバムでも幅の広さを示し、そのどれもが“dustbox”を体現するかのごとく強烈な個性を放っている楽曲群に心が震えます。
一度メジャーデビューをしたdustboxが再びインディーズへ戻り、その後の方向性を指し示した3rdフルアルバム“ 13 Brilliant Leaves ”(2006年7月19日発売)。迷いながらも進んでいたdustboxが自分たちの道を見つけ、高らかに存在証明を掻き鳴らす、まさにブリリアントな13曲収録。初期から現在に至るまでライブ定番曲であるパンクアンセム「Try My Luck」、入りのベースから胸が高鳴るポップチューンであり、ラストのサビに入る前のCメロで切なさが爆発する名曲「Bitter Sweet」、ド直球なメロディックパンクでブチ上がらざるを得ない「Stand By Me」など、全編を通してdustboxの美メロ・泣きメロを堪能できる一枚に仕上がっています。時代問わず輝ける名盤。

個人的な話ですが、メロディックパンクにハマったきっかけになったバンドがdustboxであり、初めて聴いたアルバムがこの13 Brilliant Leavesでした。dustboxの名盤は数あれど、やはり自分の人生を変えた1枚のため思い入れが深い分、人にも自信を持ってオススメしたい作品と言えます。聴くたびになんだこのカッコよくて切ない音楽は!という出会いの衝撃と初心を思い出させてくれる。これを書きながらこの作品のリリースから20年も経ったのかと驚きつつ、今もなお最高を更新し続けているdustboxに感謝です。
GOOD4NOTHING
1997年に前身バンド“電気風呂”を結成。1998年に“GOOD 4 NOTHING”(グッドフォーナッシング)に改名し現在に至る大阪・堺発のパンクバンド。2009年9月に12年務めたドラマー・KAWAJINが脱退し、翌月にSUNE(Dr.)が加入。20周年を迎えた翌年である2019年2月にツインボーカルの片割れであったTANNY(Vo./Gt.)が脱退し、スリーピース体制で活動を継続。その後、2022年にSUNEが脱退。2024年に公式サポートであったsasa(Dr.)が加入し、度重なるメンバーチェンジを経て、現在はオリジナルメンバーのU-tan(Vo./Gt.)、MAKKIN(Ba.)を含むスリーピースで活動中。
GOOD 4 NOTHINGのサウンドは、US西海岸のメロディックパンクと日本のインディーズバンドから影響を受けており、関西仕込みのおふざけは勿論、ド直球のメロディックパンクナンバーから沁み入るアコースティックナンバーまでお手の物という、まさに笑いあり涙ありのメロディックパンクバンドです。
20年以上のキャリアを持つ彼らの作品から1枚を選ぶのは難しく、4th『Kiss The World』(2007年1月17日発売)や9th『ALL THE AWESOME DUDES』(2012年9月19日発売)とも迷いましたが、個人的にGOOD 4 NOTHINGの再骨頂ではないかと感じたのが、10thフルアルバム『KIDS AT PLAY』(2015年9月16日発売)。当時17周年を迎えたバンドでありながら、エネルギッシュな初期衝動を感じさせる作品。キャリアを重ねてるからこそ放てる渾身のド直球に、メロディックパンクに対するこの上ない愛情を感じます。ヘビロテ不可避の中毒性たっぷりのダンスナンバー「STOMPING STEP」、シンガロング必至!彼らの本領を発揮している西海岸メロディック曲「GOOD TIME」(MVもハッピーで最高なので是非)、哀愁を漂わせつつも疾走感溢れるメロディとストレートなメッセージが胸を打つ「IN THIS LIFE」という中盤3曲の流れが特に痺れます。
10-FEET
1997年結成。京都発。メロディックパンクの枠に拘らずロックやレゲエなど様々なジャンルを取り込んだ独自の音楽性を持つスリーピースバンド“ 10-FEET ”(テンフィート)。
野外音楽フェス「京都大作戦」を地元・京都で2007年より主催していることでもお馴染み(初年度は台風により中止、開催は翌年2008年から)。7月頭という開催月のため台風や豪雨で中止になったり、2020年はコロナで中止になってしまったり、やむを得ない理由での開催中止はあるものの、基本的には毎年実施されている大人気ロックフェスであり、メロディックパンクやラウドロック、ハードコアなど10-FEET周辺のバンドを中心に、レゲエやHIPHOPアーティストをはじめとする様々なアーティストが垣根を越えて出演しています。
10-FEETの魅力は従来のスリーピースバンドに対する固定観念を破壊する自由な音楽スタイル。メロディックパンク、レゲエ、ヒップホップ、ラウドロック、まさかのボサノバまで様々なジャンルを取り入れたミクスチャーサウンドが特徴。10-FEETの泥臭くもあたたかい人間味が溢れる歌詞と歌唱は唯一無二。しゃがれ声から真っ直ぐな歌声まで使いこなすTAKUMA(Vo./Gt.)のボーカルと、一曲の中でも大胆に何度も転調する遊び心も10-FEETならでは。
近年でも映画「FIRST SLUM DUNK」の主題歌として作り上げた22thシングル『第ゼロ感』(2022年11月9日発売)が大ヒットし、老若男女・幅広い世代に支持されている10-FEET。初期の10-FEETを印象付けるアルバムといえば、やはり2ndアルバム『REALIFE』(2004年1月28日発売)ではないでしょうか。彼らを一躍人気バンドへ押し上げた名曲「RIVER」(3rdシングル/2002年10月23日発売)が収録されています。“母は泣いた”から始まるリリックとリフレインが特徴的なサビが日本人の感性を大いに刺激する大名曲。更に開幕1曲目を飾る「2%」は、英詩・日本語詩どころか方言もごちゃ混ぜになった歌詞と多様なメロディ展開が10-FEETらしい自由な楽曲です。全編通してメッセージ性も高く今なお愛され続けている名盤。
locofrank
1998年に“相撲茶屋”として活動を開始。2003年に“ locofrank ”(ロコフランク)に改名し現在まで活動を続けている大阪のメロディックパンクバンド。
木下正行(Ba./Vo.)、森勇介(Gt./Cho.)、Tatsuya(Dr.)のスリーピースバンドとして活動を続けるも、2020年3月を持ってTatsuyaが脱退。同年5月よりサポートとして参加していた横川慎太郎(Dr.)が2022年5月に正式加入し、現在もライブを中心に活動中。
locofrankの魅力はなんといっても、血と汗と涙に塗れながらも愚直に進んでいく様がビリビリ伝わってくるサウンド。時に激しく時に優しく人間味に溢れた熱量の高い楽曲たちが、聴く者の内なる情熱を呼び起こします。
locofrankというバンドのとてつもないエネルギーは1stミニアルバム『Starting AGE』(2003年10月8日)から遺憾無く発揮されています。この作品の幕開けを担っているのがlocofrankを象徴する1曲であり、メロディックパンクファンなら誰もが心を鷲掴みにされてしまうようなアンセム「START」。拳を振り上げてシンガロングしたくてウズウズしてくるメロディと、泥臭くも温かい歌詞にグッときます。何度聴いても色褪せない大名曲。全6曲ながらそれぞれ違った魅力のクオリティの高さを誇っており、聴けば聴くほど味が出てくるスルメ盤。ドライブや旅のお供にもお勧めしたいですし、人生の岐路で迷っている時にも背中を押してくれるような作品です。
MONGOL800
1998年結成。沖縄を代表するインディーズバンド“ MONGOL800 ” (モンゴルはっぴゃく)。
“モンパチ”の愛称で広く親しまれるスリーピースバンドでしたが、2019年4月にオリジナルメンバーである儀間崇(Gt.&Vo.)が脱退。現在はキヨサク(上江洌清作/Vo.&Ba.)と髙里悟(Dr.&Gt.)のオリジナルメンバー2名で、サポートメンバーに元TOTALFATのギタリストであるKubotyを迎えて活動中。
MONGOL800はメロディックパンクや青春パンクなどの枠を超え、日本の音楽シーンに多大な影響を残しています。2ndアルバム『MESSAGE』(2001年9月16日発売)が日本のインディーズバンドとしてはオリコンチャート1位を記録するミリオンヒットとなり、278万枚という脅威の売上を叩き出しました。今作に収録されている「あなたに」、「小さな恋のうた」は現在もカラオケチャートの上位にランクインし続けており、日本人なら誰もが知るヒットソングです。記録的な側面から見れば、日本の音楽シーンに逆輸入的な形でゼロからメロディックパンクを構築したハイスタ以降、メロディックパンク/メロコアの認知度を一気に全国へ知らしめたのがモンパチの功績ともいえるでしょう。広く認知されたアルバムでありながら、沖縄を揺るぎのないアイデンティティとするMONGOL800だからこそ伝えられる平和への祈りや強いメッセージが込められた作品は不朽の名盤です。
メロディックパンクバンドとしてのMONGOL800を紹介する上で外せないアルバムが、1stアルバム『GO ON AS YOU ARE』(1999年12月7日沖縄流通盤発売/2000年4月7日全国発売)。ヒット曲の影響か日本語詩のイメージが強い彼らですが、今作は圧倒的に英詩の割合が高く全10曲中8曲が英詩。現在でもライブ定番曲でありハッピーなスカパンクナンバー「DON’T WORRY BE HAPPY」、モンパチらしい力強くも優しさに満ちた「愛する花」の2曲が日本語詩の楽曲。英詩曲でいえば、ラストにライブver.も収録されていて一粒で二度美味しい「HAPPY BIRTHDAY」と、軽快な掛け合い&シンガロングが楽しいパンクナンバー「GEORGE」が個人的にオススメ曲。
HOTSQUALL
1999年結成(初ライブ基準)。千葉発。英詩と日本語詩を大胆に織り交ぜた熱量の高い楽曲が魅力のスリーピース・メロディックパンクバンド“ HOTSQUALL ”(ホットスコール)。“ホスコ”の愛称で親しまれています。
THE BEATLESとHi-STANDARD等をルーツにした音楽性は、オールディーズやガレージロックを香らせたメロディックパンクという印象で唯一無二。ポジティブなエネルギーと熱量の高いライブパフォーマンスで、メロディックパンファンのみならずバンド仲間たちからも愛され続けています。
そんな彼らの結成15周年を記念した初のベストアルバムが『LAUGH AT LIFE』(2014年6月11日発売)。
新曲2曲とファン投票で選ばれた楽曲を詰め込んだ全14曲は初期のホスコを楽しむにはもってこいの一枚。迷いやネガティヴな気持ちを吹き飛ばすかのように“人生を笑え”と歌う「Laugh at life」。1stアルバムの表題曲でもありライブ定番でもあるシンガロング必至のブチ上がりナンバー「YURIAH」、疾走感に溢れながらも切ない泣きメロが刺さる「 1999年結成(初ライブ基準)。千葉発。英詩と日本語詩を大胆に織り交ぜた熱量の高い楽曲が魅力のスリーピース・メロディックパンクバンド“ HOTSQUALL ”(ホットスコール)。“ホスコ”の愛称で親しまれています。
THE BEATLESとHi-STANDARD等をルーツにした音楽性は、オールディーズやガレージロックを香らせたメロディックパンクという印象で唯一無二。ポジティブなエネルギーと熱量の高いライブパフォーマンスで、メロディックパンファンのみならずバンド仲間たちからも愛され続けています。
そんな彼らの結成15周年を記念した初のベストアルバムが『LAUGH AT LIFE』(2014年6月11日発売)。
新曲2曲とファン投票で選ばれた楽曲を詰め込んだ全14曲収録しており初期のホスコを楽しむにはもってこいの一枚。迷いやネガティヴな気持ちを吹き飛ばすかのように“人生を笑え”と歌う「Laugh at life」。1stアルバムの表題曲でもありライブ定番でもあるシンガロング必至のブチ上がりナンバー「YURIAH」、疾走感に溢れながらも切ない泣きメロが刺さる「Darlin’ Darlin’」などライブに行きたくなる曲満載のベストアルバム。
FULLSCRATCH
1997年結成。関西出身四人組 “ インディー最速メロディックパンク ”バンド“ FULLSCRATCH”(フルスクラッチ)。1998年にデビューしメロディックパンクシーンに多大な存在感を残すも、2003年にオリジナルドラマーであるKAIHATSUが脱退。バンドも2003年に一度解散の道へ。しかし2007年に再始動。2007年〜2008年は元NOBのドラマーであるKENTAを迎えます。KENTA脱退後は以前よりエンジニアとして関わっていたTIGHT RECORDS主宰のANDREW(BBQ CHICKENS / FUCK YOU HEROES)をドラムに迎え、4人編成で活動しています。
2003年後の解散後はメンバーそれぞれの活動も多岐に渡り、ANTON(Ba./Vo. )はパンクバンドRADIOTSに、masasucks(Gt.)はthe HIATUS、RADIOTSのギタリストであり、J(LUNA SEA(Ba.))のソロバンドや木村カエラ等のサポートとしても活躍中。
当時“インディ最速”という鮮烈なキャッチコピーと共にメロディックパンクシーンへ殴り込んだ1stアルバム『MARVELOUS』(1998年9月25日発売)。全13曲を約20分で駆け抜けていく様はまさに最速。申し分のない疾走感でありながら、この時代で頭ひとつ抜け出る強烈な個性と確かな演奏力。前のめりでパワフルかつメロディアスなサウンドに引き込まれてるうちにアレ?もう終わっちゃった?もう一回!っておかわりしたくなること間違いなし。
M-1「ANY LIES」はまさに伝説の始まり。出だしから痺れる文句なしのカッコ良さで、現在でもライブ定番曲である大名曲。全編通してカッコいいんですが個人的に好きな曲を挙げるなら、高らかなパンクチューン「RIGHT NOW」、スカコア全開「RIOT BEACH」、シンガロングが楽しい「WAITING FOR TOMORROW」あたりが特にグッと来ます。まさに90年代のメロディックパンクを語る上で外せない一枚。
SHORT CIRCUIT
1997年結成。オルタナティブ・ロックやエモを感じさせるサウンドで独自のスタイルを展開するスリーピースメロディックパンクバンド“ SHORT CIRCUIT ”(ショートサーキット)。2006年に解散。以後は所属レーベル(3P3B)やメンバーの周年ライブなどで再集結することも。
解散後は、原 直央(Ba.&Vo.)はベース脱退後のASPARAGUSへ加入。ALLのコピーバンドから始まったバンド“東京ALL”改めNoshowのメンバーでもあります。黒澤 譲治(Gt.)はHUSKING BEE平林一哉と共に結成したFINE LINESとして活動しました。前田 守康(Dr.)は多方面でドラマーとして活動する一方、レーベル主宰やサウンドエンジニアとしても活躍中。
SHORT CIRCUITの魅力といえば圧倒的なメロディーセンス。ジャンルの枠に囚われず、疾走感が溢れる曲からミッドテンポの曲も、SHORT CIRCUITらしさを追求していった先で珠玉の楽曲が生まれていく。高らかに掻き鳴らす明るいメロディにもどことなく漂ってくる哀愁がたまりません。
そんな彼らの1stミニアルバム『BREAK YOUR WALL』(1998年発売)。
彼らの作品の中で最もメロディックパンクの疾走感と初期衝動を味わえると共に、持ち味であるグッドメロディが惜しみなく詰め込まれた全6曲。表題曲「Break Your Wall」は優しさと強さに満ちたアンセム。サビへ突入する瞬間の期待感を持たせるフレーズと爆発力のあるサビがとにかく中毒性抜群。シンガロングせずにはいられません。
エモーショナルなメロディックパンクが好きなら是非とも聴いてほしいバンドです。
最後に
90年代後半結成バンド編、いかがでしたか?
前半と比べるとメロディックパンクというジャンルが盛り上がっていく、まさに成長期の始まりを予感させるラインナップだったように感じます。今もなお現役のバンドが多いので、私個人としてもかなり思い入れが深いバンドばかりです。デビュー初期は難しくても、その後のリリースをリアルタイムで追ってきた青春のバンドたちのため、いつも以上に熱量が高くなってしまった部分もあるかもしれません……。
90年代に生まれたメロディックパンクは今なお現役のバンドたちが多く、第一線で活躍し続けているバンドたちが多いのもこのジャンルの魅力だと思います。解散や活動休止をしてまた再結成をする。今なお伝説が作られている最中だからこそ、そんな歴史的瞬間に立ち会えて心を動かされています。
まだまだ発展していく日本のメロディックパンク。次回は2000年代結成バンド編でお会いしましょう!



